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無料低額診療をご存じですか？

医療が必要であるにもかかわらず、経済的な理由により医療費の支払いが困難な人に対し、減額や免除を行う制度です。大師診療所では無料低額診療を実施しています。

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大師診療所と川崎医療生協について

大師診療所は、川崎医療生活協同組合（川崎医療生協）の診療所です。１９５１年に開設した大師診療所は、川崎医療生協初代理事長である岡田久医師と、看護師2人、事務員1人のたった4人で立ち上げた小さな診療所でした。いまだ戦後の傷跡が深く残り、医者にかかるのは死亡診断書を書いてもらう時だけという時代に、岡田医師はポータブルレントゲンを持って積極的に町をめぐり、医療にアクセスしづらい地域住民への健診活動に取り組んでいました。

大師診療所は、そのような活動を通じて地域の方々との信頼関係を築いていきました。特に工業地帯からの害煙による公害「川崎ぜんそく」には、患者の治療だけでなく、害煙と喘息の因果関係をつきとめたり、被害を訴える地域住民を支援したりしました。そのような経緯から、大師診療所の入口には「川崎から公害をなくす会」が設置した、「公害反対住民運動発祥の地」の記念碑があります。

川崎医療生協は１９６４年に設立した当初、運営した診療所は大師診療所をふくむ2か所だけでした。しかし現在は川崎協同病院をはじめ、協同ふじさきクリニックなどの診療所やデイサービスなどの介護事業所など、約30か所の事業所を運営しています。また、大師診療所に併設しているデイケアは、介護保険制度（2000年～）に先駆けて1995年に開設しています。

時代や規模は変わりましたが、地域で暮らす人たちや働く人たちと共に歩む私たちの姿勢は変わっていません。
川崎医療生協は、組合員の方々に支えられて運営されています。

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